オリジナルスマートグラスを活用した遠隔支援
新入社員や経験の浅い社員のサポートのために遠隔支援システムを開発
新入社員の増加に伴い現場から電話でトラブル対処方法の問い合わせが来ることがしばしば。その質問には「言葉だけではなく、映像を介して双方向のやり取りが出来ればすぐ解決できるのに…」と思う内容が多かったと言う。また、経験の浅い社員が現場の下見をしても見落としなどがあって改めて現場に足を運ぶ「手戻り」が発生するケースもあった。こうした効率の悪さをを解消すると共に社員が持つ不安を解消するために遠隔支援システムの導入を進めることとなった。
「シンクロアイズ」の開発
新入社員や経験の浅い社員のサポートのため、遠隔支援ができる「シンクロアイズ」を開発。システムには使用が容易な「Zoom」を活用し、機能を絞りシンプルな仕様にした。ヘッドセットのモニターでも双方向で映像交換がしやすいことや、両手が空く安心感からメガネタイプを採用した。
「シンクロアイズ」を活用した遠隔支援
本社でオフィスワークを行う社員が、専用モニターを見ながら音声で対応方法を指示する。現場の騒音が大きく、音声が聞き取れない場合は文字入力での対応も可能。Zoomのように大人数での同時閲覧(通話)が可能なため、竣工検査などで3密を回避したい場合にも便利な機能となっている。
録画を教育資料に活用
シンクロアイズで撮影した映像を社内で共有し、マニュアルなどへの活用も検討中。本製品を導入したある製造業では、熟練者の作業を録画して海外人材の技術指導資料として活用されている。
■引用:電気と工事2021年6月号『特集 導入事例に学ぶ!電気工事業の遠隔支援の始め方』
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