6月6日（水）、東京・損保会館 大会議室にて、当会「第3回 定時総会」を開催しました。

【第一部】

犬養会長が開会のご挨拶のあと引き続き議長を務められ、松尾副事務局長より議事が発表されました。
現在の推進メンバー60社中、出席25社、欠席35社、委任状11社で定足数を満たし、第1号議案から第5号議案まで、全ての議案が滞りなく満場一致で承認可決されました。
最後に、橋本代表理事よりご挨拶をいただき、第一部は閉会となりました。

【第二部】

はじめに、犬養会長と橋本代表理事よりご挨拶をいただきました。

【開会挨拶】　橋本代表理事

当会は今年で13年目になります。思い起こしますと13年前はITと言ってもまだまだ普及しておらず、“IT推進会”という名前で頑張らなければという時でした。
今ではITも今さらというぐらい普及はしていますが、また更なる活用があるのではないかと今後も頑張っていきたいと思っております。

嬉しいお知らせが二つあります。
一つは、当会会員の方々が5万社を超えることができました。全国の組合数6万数千社のうち5万社の方々にご入会いただいたことは非常に大きな出来事だと思っております。
全国設備業IT推進会をどのように活用していただけるか、これからも普及・周知に力を入れていきたいと思います。

もう一つは、昨年の総会でお約束した委員会を、7つの委員会と1つの研究会という形で立ち上げることができました。協賛メンバーの方々には、いずれかにご参加いただき、月に1～2回のグループ討議では活発なアイデアや施策を考えたりしています。
事務局だけでなく、皆様とともに運営していくことはとても重要ですので、今後さらに強化をしていきたいと思っています。
また今年もご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

続いて、来賓の方々を代表して、参議院議員（自民党副幹事長） 北村 経夫 様よりご挨拶をいただきました。

来賓のご紹介のあと、粕井事務局長より「第2期 活動報告」「第3期 活動計画」が発表されました。

また、有料会員サービスについて、須藤事務局スタッフより解説がありました。

「委員会・研究会活動報告及び活動計画」では、各委員会・研究会の主査の方々にご発表いただきました。

「委員会活動報告及び活動計画」
クラウド普及委員会

ピー・シー・エー株式会社　工村 修 様

【検討テーマ】
組合様の収益事業化モデルの確立
各ベンダーのクラウドモデルの確立
設備業IT推進会　クラウドサイトのリニューアル
クラウドによる活用事例の提供
組合様、組合員様の「おなやみ相談窓口」の開設

【ご提案】
組合様と共同事業の実現
協賛各社様からのクラウドモデルの提案を募集
非組合員様の組合加入促進のご提案
オンプレベンダーのクラウド化モデルの提供
協賛ベンダーの加入促進

「委員会活動報告及び活動計画」
フォーマット標準化委員会

FutureOne株式会社　巻田 昌基 様

【目的】協賛パートナー間のシステム連携におけるデータ連携フォーマットの標準化の検討

【現状】各社、自社の持つシステムにフォーマット標準対応（組込み）を行っています。
　　　　発生した問題点を、各社集まり議論を重ねながら対応策を講じてます。

【第3期活動計画】
連携データの暗号化対応
フォーマット標準対応が完了したシステム間でデータ連携が問題無く行えるかテストを行っていきます。

見積⇒原価管理 連携標準フォーマット名：「IT推進会 見積標準フォーマット」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　通称：ITES（アイテス）（IT推進会 EstimateStandard）

《今後の標準化の検討状況》
・最新企業データの提供の仕組み
・出退勤システム（kitade）と原価管理システムの連携

組合メンバー様向けセミナ、勉強会を計画しております。各組合様で開催される会合・フェアにお声かけください！

「委員会活動報告及び活動計画」
情報セキュリティ対策委員会

特定非営利活動法人 日本個人･医療情報管理協会　山川 美佐 様

【第2期の活動を振り返って】
アンケートや意見交換会のヒアリングにより、情報セキュリティ対策への理解不足が明らかになった。
同時に、セキュリティ関連商材のラインナップが充分ではないこともわかった。

【第2期活動報告】
1.IT推進会のセキュリティ商材のマッピング
　現時点での商材一覧は作成済み。マップ作成は商材の拡充を待つ。
2.情報提供（セミナー・コラム・製品情報）
　2018年1月より、情報セキュリティコラムをスタート。
　情報セキュリティ対策の入門セミナーのコンテンツ作成中。
　 IT 推進会内で共有し、協賛パートナーが活用できるようにする。
　情報セキュリティの啓発ポスター、チラシを作成中。
3.IT推進会オリジナル企画（サービス・マニュアル・研修ほか）
　現行の商材で提案できるパッケージを検討中。

【第3期活動計画】
前期で発見した課題から、会員向けには情報セキュリティ対策の啓発や情報提供を中心とし、協賛パートナーがセキュリティ商材を提案しやすい環境づくりをめざす。
1.セキュリティ商材の拡充
　基本的なラインナップを作成、必要な商材・協賛パートナーを開拓する。
2.情報提供（セミナー・コラム・製品情報）
　情報セキュリティ対策セミナーのコンテンツのリリース。
　IT推進会関連のイベントで実施を検討。
3.IT推進会オリジナル企画（サービス・マニュアル・研修ほか）

「委員会活動報告及び活動計画」
補助金・助成金活用委員会

株式会社ライトアップ　江戸 宏光 様

【目的】補助金・助成金や税控除等の優遇措置を受けられる仕組み作りの検討
　　　　設備業で活用できる補助金・助成金情報の整理、情報提供
　　　　サイト、メルマガでの情報提供
　　　　活用支援

【補助金・助成金 情報例】
・女性社員（バイト）に、戻ってくる前提の3ヶ月以上の育児休業で＋57万円になります。
・東京都の場合、東京都に住んでいる女性社員（バイト）に、戻ってくる前提の1年以上の育児休業で＋125万円になります。
・男性社員に育児休暇、連続5日間（土日祝含む）で＋57万円になります。
・60歳以上が3名いて、定年を60歳から65歳に引上げると＋100万円になります。
・60歳以上65歳未満の採用で、1年間勤務すれば＋60万円
　※「短時間労働者」の場合は、＋40万円
・65歳以上採用で、1年間勤務すれば＋70万円
　※「短時間労働者」の場合は、＋50万円
・家族の介護のために、一旦落ち着くまで2週間休業 ＋57万円
・家族の介護のために、一旦落ち着くまで6週間、残業なし　＋28.5万円
・45歳以上をはじめて採用した場合　＋60万円
・中途採用をJ.MIIDASを活用して2名採用　＋50万円
・2000円くらいで歯医者さんの検診を受講　＋57万円

「委員会活動報告及び活動計画」
協賛パートナーバリューアップ委員会（通称：VUP）

株式会社エフアンドエスクリエイションズ　井ノ上 美和 様

【目的】協賛パートナーの活性化、バリューアップ（価値を高めること）
　　　　より多くの協賛パートナーの募集

【第2期活動報告】
・協賛パートナーの会社紹介
　⇒ 会社紹介フォーマットの作成、サイト掲載
・協賛パートナーが連携できるイベントの企画
　⇒ ビジネスマッチング交流会の企画、実施
　⇒ 懇親ゴルフコンペの企画、実施
　⇒ データセンター見学会の企画（第3期に実施）
・組合員との交流事業
　⇒ 電気工事業研修センター見学会、組合員との交流会の企画、実施

【第3期活動計画】
・協賛パートナーが連携できるイベントの企画
　⇒ ビジネスマッチング交流会の企画、実施（ 次回：8月22日予定）
　⇒ 懇親ゴルフコンペの企画、実施（次回：10月予定）
　⇒ データセンター見学会の企画（6月18日予定）
・組合員との交流事業
　⇒ 組合訪問（現状ヒアリング、課題解決のための提案）
　⇒ 具体的なアクションを各委員会やメンバーに分担

「委員会活動報告及び活動計画」
設備業マーケティング委員会

株式会社コンピュータシステム研究所　小寺 仁 様

【第2期活動報告】
1.設備業の業界セグメントや業務フローを把握
2.IT実態調査アンケートや意見交換会にてニーズを把握
3.新サービスの企画＆検討
　⇒ 現場の出退勤システム「kitade」
　⇒ 業務フローに沿ったソリューションカタログの構築
一年間の活動の中で設備業のニーズを把握し新サービスを構築することができた！

【第3期活動計画】
設備業の実態調査からニーズを把握、分析（先端技術への関心）
調査結果をもとに、新サービス構築や協賛パートナーの加入促進
魅力ある組合事業の実態調査 → IT推進会サービスに紐付ける

今期も設備業のニーズを把握し魅力あるサービスの構築＆提供を行っていきます！

「委員会活動報告及び活動計画」
先端技術研究会

株式会社システムズナカシマ　岸本 敏彰 様

【目的】設備業におけるAI、ドローン、IoT等の先端技術の活用の検討

第1回：9月26日
　パスワード不要の認証システム Smart inのご紹介
　Smart in Payのご紹介
　ブロックチェーン／暗号通貨について

第2回：10月24日
　イスラエル大使館主催Fintechセミナーへの参加

第3回：11月24日
　ドローンで全自動化へ！
　汎用人工知能（AGI: artificial general intelligence）の社会的インパクト
　次世代AI「汎用人工知能（AGI)」で変わるビジネス
　楽農 - 農業へのIT活用事例

第４回：４月24日
　RPA (Robotic Process Automation)：WinActorのご紹介

休憩をはさみ、「組合活動紹介」では、当会会員の組合様にご協力いただきました。

全日本電気工事業工業組合連合会 全国青年部協議会 活動紹介

全日本電気工事業工業組合連合会 全国青年部協議会
副会長　木多 俊博 様   
理事　　宮本 圭一郎 様

平成29年度事業報告と平成30年度事業計画

（1）業界・組織の活性化および強化対策
情報共有を強みに組合の礎（支部・工組）の強化を行う！

1. 「提言書2016」の周知活動および具現化対応
   昨年9月の評議会「アカデミー」にて「提言書2016研修会」を実施
2. 情報共有力を活かした進化した業界理解促進事業の継続実施
   （全国都道府県100％実施の達成と支部規模までの実施推進）
   業界理解促進事業の多彩な展開
   ・非電気系学校・学科との取り組み
   ・保護者、指導者への働きかけの強化
   全国での実施率は88％まで伸びてきている　⇒　100％実施の推進に努めていく
3. 女性活躍推進事業への取り組み・実施推進
   「女性電気工事士座談会（意見交換会）」を実施
   平成30年度より親会事業にて「女性活躍推進事業」として新たに発足
4. 更なる進化を遂げる第3回全国青年部会員大会の実施
   「第3回全国青年部会員大会」
   開催日　平成30年12月1日（土）
   場所　　TFT（東京ファッションタウンビル）西館
   　　　（ゆりかもめ「国際展示場正門」江東区有明3-4-10）
   テーマ　「Shift to Next - 更なる進化を目指し ひとつ上の青年部へ - 」
5. 組合役員、組合員、青年部OB、青年部会員が講師を務める「アカデミー」の実施推進・継続

（2）ネットワークの強化に向けた取り組み
トップダウン・ボトムアップ、双方向の情報共有の正確性と速度の強化！

1. 情報伝達・管理に係るシステム（グーグルドライブ）の再構築と更なる進化
   全国で統一された様式での報告書フォームを使用し、全国の工組青年部でどのような事業を実施しているか一目で確認できるようになりました
2. 事業報告書の統一フォーマットの作成とその報告システムの確立・周知徹底
3. 業界・組合のPRに係る情報発信強化
   HP、facebookを活用した事業発信
   「全日機関紙」、オーム社「電気と工事」等への記事掲載

（3）全日電工連事業の推進と組合事業に対する積極的な参加と組合への提案
青年部らしさを武器に情報伝達の速さ、正確性、行動力を活かして様々な問題に取り組むとともに積極的に組合事業に貢献してまいります。


「第3回電気工事技能競技全国大会」開催
開催日　平成30年11月30日（金）
場所　　両国国技館

全国管工事業協同組合連合会 青年部協議会 活動紹介

全国管工事業協同組合連合会 青年部協議会
会長　　　　秋山 雅仁 様
事業部会長　日下 貴博 様

平成29年度事業報告と平成30年度事業展開

《総務部会の活動》
・平成29年8月「第21回通常総会」開催
・「アヒルのたまご」の発刊
・「全管連ジャーナル」への寄稿
・HPでの情報発信
・広報関連事業
　　1.環境問題研究事業報告書の作成
　　2.全管連総会PR事業等
　　3.出前トークミッション
　　4.周年事業への参加・協力
　　5.自民党青年局との意見交換会

《事業部会の活動》
・会員交流事業
・親会委託事業／業界PRビデオの作成、SNSの普及
・担い手育成事業

《今後の全管連青年部の活動目標》
担い手育成事業の積極的な展開

続いて、基調講演が行われました。

【基調講演】
人工知能の最新事例から学ぶ効果的活用法

富士通株式会社
常務理事 首席エバンジェリスト　中山 五輪男 様

1. 2020～2040年、この20年間で日本を取り巻く環境はどう変化していくのか？
2. 日本の金融業界は激変する！
   メガバンクの構造改革計画
3. AIの進化は人間から仕事を奪うのか？
4. 国産AIも頑張っている！
   富士通のAI「Zinrai（ジンライ）」のご紹介
   　人の判断・行動をスピーディにサポート
   　企業・社会の変革をダイナミックに実現
   
   ・富士通が目指すAIの方向性
   　人と協調する、人を中心としたAI
   　継続的に成長するAI
   　AIを商品・サービスに組込み提供
   
   ・日経コンピュータ「パートナー満足度調査2018」で受賞
   　AI／IoT基礎システム部門
   　ネットワークサービス部門
   　PCサーバー部門
   　データベースソフト部門
   
   Zinraiの活用分野について
   
   富士通研究所が拓く「説明可能なAI」
   AIが導く結果の根拠や理由を説明できる全く新しいAIを開発
   「説明可能なAI」を構成する2つの技術「Deep Tensor」「ナレッジグラフ」
5. RPAで働き方改革を
   RPA活用の事例
   働き方改革　失敗する5カ条
   　1.目的がない（目的が現場まで共有できていないか二兎、三兎を追っている）
   　2.社員の意識が変わらない
   　3.推進部門が現場を分かっていない
   　4.成果を急ぎ、気配りがない
   　5.働き方改革のビジョンがない（ビジョンが共有されていない、ストーリー化されていない）

最後に、井上幹事長よりご挨拶があり、大変盛況のうちに第二部を閉会いたしました。

懇親会は、恒例のお茶の水 ホテルジュラクにて行われました。

ご出席いただいた皆様、並びにご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

当会は平成18年に設立し、平成28年9月より一般社団法人として新たにスタートし「3年目」を迎えました。
更なる設備業界でのIT活用を推進するため、サービスの拡充に努め、これまで以上に設備業の皆様の業務改善、ビジネス拡大のお役に立てるよう邁進してまいります。
引き続きご理解とご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

【当日の式次第】