今回は、技術士論文と他の論文との違いについて書いてみます。
技術士論文以外といえば、次の論文や文書が考えられます。
(1)博士(学位)論文や学会論文、(2)特許、(3)業務報告書
(1)博士(学位)論文や学会論文は、研究成果において学術的な価値が求められています。そのため、価値のある結果が必要です。
(2)特許は、発明された技術の産業界への利用価値が求められています。そのため、産業界に役立つ発明である必要があります。
(3)業務報告書は、会社にとって役立つことが求められています。そのため、会社への利益などを還元する結果が必要です。
以上に比べて技術士試験における論文は、全く違うものを求めています。
技術士試験の論文が求めているのは、論文を作成した人物が、技術士法第二条を満足しているのを確認できる論文です。別の言い方をすると、論文を作成した人物が、技術士として業務をどのように考えて進めているかを求めています。
技術士試験の論文で重視されるのは、人物が結果を出すプロセスです。結果は、それほど重要でありません。
そのため、(1)~(3)の論文で世界的に価値ある論文であったとしても、そのまま転記している場合は、技術士試験不合格となります。
優れた技術者でありながら合格できない人がいるのは、このことがあるからです。
みなさんは、これを理解して一発合格をしてください。
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電験3種 | 5月中旬 | 9月上旬 | 申込は、インターネットと郵送がある。 |
第1種電気工事士 | 7月初旬 | 筆記試験:10月上旬 技能試験:12月上旬 |
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第2種電気工事士 | 3月中旬 | 筆記試験:6月上旬、10月上旬 技能試験:7月下旬、12月上旬 |
年2回実施 |