9月10日(木) に、当会バリューアップ委員会の企画による第1回 WEB意見交換会「設備業MeetUp」を開催しました。
日 時 | 2020年 9月10日(木)16:00~18:00 |
場 所 | Zoom開催 |
テーマ | 1. コロナの影響と設備業の現状 2. 設備業の業務毎の抱える課題 |
発表者 | 【電気設備業】 協栄電工株式会社 代表取締役 千田 新一 様(当会運営委員/岩手) 桧山電業株式会社 代表取締役 檜山 義則 様(当会理事/東京) 【水道設備業】 京栄水道株式会社 常務取締役 加藤 炳秀 様 (当会運営委員/京都) 有限会社中島管工所 専務取締役 中島 誠照 様 (当会理事/愛知) |
1. コロナの影響と設備業の現状
- 昨年と比較し見積件数は減少しているものの、大きな減益にはなっていない。
- イベント、オリンピック関係の仕事を行う企業は影響が大きい。
- 発注先からコロナ対策を求められるが、現場工事に影響はない。
- テレワークを利用し、直行直帰を推進している企業もある。
- 今後民間工事の減少を見通し、公共工事へシフトする企業が増え、価格競争が激化している。
- 国土交通省の「建設業における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」は参考にしている。
2. 設備業の業務毎の抱える課題
- 人材確保は建設業の大きな課題。確保方法も課題であるが、確保した人材が退職する事も多い。
- 人材育成にベテラン社員の同行指導が必要であるが、なかなか教育まで手が回っていない。
- 資格取得を給与に反映しているが、取得支援(時間確保)までは行えていない。
- 地元の協業高校、知人、知り合いからの人材確保が有効。
- 海外労働者は水道工事では土工などで手伝い頂けるが、電気工事は資格が必要なため雇用できない。
- 外注(協力会社)は決まった取引先を利用している。工事内容で契約している為、人員数、時間の管理は行っていない。
- 現場でパソコンを利用している。通信環境はデザリングやモバイルWIFIを活用している。
- 現場事務所がない場合、工事車両で図面作図や見積を行っている。
- リモートを利用し現場で様々な業務を行いたい。
- IT化を期待する事
・現場で利用できるCADシステム(クラウド化)
・現場写真の共有
・基幹システムの外部からの利用
・5Gを利用した高速回線
ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
率直なご意見を伺えましたこと、心より感謝申し上げます。
今後も設備業の皆様にお役に立てるよう継続して活動してまいります。
引き続きご理解とご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
一般社団法人全国設備業IT推進会