2023年6月28日(水)、当会「第8回定時総会」を開催いたしました。
開催日時:2023年6月28日(水)
《第一部》13:30~14:00
《第二部》14:30~17:45
《懇親会》18:30~20:00
開催場所:ソラシティカンファレンスセンター「Hall WEST」
Web会議ツール「Zoom」を利用したオンライン開催
懇 親 会:ソラシティカンファレンスセンター「Hall EAST」
第一部では、千田会長が議長を務め、第1号議案から第5号議案まで全ての議案が滞りなく満場一致で可決されました。
第二部では、千田会長からのご挨拶の後、第7期活動報告及び第8期活動計画発表がありました。
地域分科会活動・委員会の第7期活動報告及び第8期活動計画発表の後、中小企業庁の遠藤隆様より「中小企業におけるDXデジタル化に向けた課題」とみらデシ事務局の今西了一様から「みらデシ」の説明がありました。
恒例の基調講演では、「ChatGPTとノーコードが創り出す新たなDXの世界」と題してアステリア株式会社CXO(最高変革責任者)/ノーコード推進協会 代表理事の中山五輪男様よりご講演をいただきました。
最後に井上代表理事よりご挨拶があり、第二部を閉会いたしました。
そして四年ぶりとなる懇親会では、積極的な交流や情報交換が行われました。松坂牛など豪華景品が当たるプレゼント抽選会もあり親睦を深めました。
千田会長挨拶
会長に就任し無事1年が経過しました。皆様に感謝申し上げます。この1年でも業界はDXに向け目まぐるしく変化しております。特に生成系AIの技術が続々とリリースされております。今年度も会員の仕事の効率化を様々なDX技術により推進すべく、新たに事業計画を立て役員一同及び協賛パートナーと共に努力して参りますので今年度も会員各位の引き続きのご支援の程、何卒宜しくお願い申し上げます。
第8期 スローガン
設備業界の働き方をデジタルで改革する
最新技術を活かした新たな働き方を提案
第8期 主要施策
1. 設備業界でのDXを推進
- 業界課題解決のための新しい働き方の提案
・設備業DXの推進状況実態調査
・DX活用事例の収集と紹介
・設備業DX支援サイトの充実
・DX実践講座の開催
・DXフェアの企画と開催 - 組合事務局DX支援
・組合連絡網システム「NetMasterⅡ」利用促進による組合DX支援、生産性向上、ペーパーレス化 - 各種イベントによる情報発信
・設備業DXフェア(リアル・オンライン)の企画と実施
・セミナー(リアル・オンライン)の企画と実施
・動画セミナーの充実
・各都道府県組合との共同開催 - 補助金・助成金を活用したITツール導入支援
・補助金・助成金活用セミナーの企画と実施
・協賛パートナー補助金対象製品の情報配信
2. 中小企業共通EDI(設備共通EDI)の普及
- 中小企業共通EDI(設備共通EDI)のサービスを構築
- 普及に向けた周知活動の実施
- デジタル庁、中小企業庁、(特非)ITコーディネータ協会、つなぐITコンソーシアムとの連携
3. 改正労働基準法に適応できる働き方改革の推進
- 「働き方改革推進委員会」を新たに設立
- 実態調査と課題の整理
- 改正労働基準法(労働時間の上限規制)に関するセミナー開催による周知
- 就業規則(サンプル)の作成
- 法改正に伴う相談窓口の開設(FAQ対応)
- 対応策の収集と情報配信
4. 会員組合との関係強化
- 会の周知(案内、訪問等)
- 組合イベントへの支援
5. AIを含む最新技術の研究
- 最新技術についての勉強会・意見交換会の開催
- AI(ChatGPTなど)を活用した業務改善の研究
- 設備業でのAI活用事例の収集
・研究成果の発信 - ノーコード、IoTなど最新技術の研究
第8期 活動計画
第8期も活動計画として新規会員の募集と既存会員への周知に努め、組織の広報や会員獲得を目指します。イベント参加による周知活動により組合活動への協力を行います。また組織活性化を促進し、会員向け特典の更なる充実を図り、有料会員サービスの周知と会員獲得に力を尽くします。加えて、他の団体や省庁、メディアとの連携を強化し、広範な情報発信と活動展開を目指します。さらに、分科会活動や会員同士の交流を通じて、より強固な組織として活動して参ります。
委員会活動
■ 設備業DX推進委員会
【主査】曽根 淳(石田データサービス株式会社)
昨年度のスタート時点では「DXって何?」という方が非常に多く見受けられましたが、この1年で大きく様変わりしてきたと思います。業務プロセスを「見える化」してデジタル化に取り組んだ方。ノーコードに挑戦して実用レベルまで実現した方。これからは生成AIも大きく関わってくるものと思われますが、いち早く情報発信を行って設備業界のお役に立ちたいと考えております。
《活動計画》
・各委員会との協業による協賛メンバーへの周知
・DX事例・ソリューションの情報発信
・DXをテーマにした事例・ソリューション動画の充実
・設備業DXフェアの企画と実施
■ 消防防災DX推進委員会
【主査】尾阪 則将(アークリード株式会社)
当委員会は、消防点検・工事のDX支援を行っています。消防機器業の2024年問題など人手不足は日々、深刻化しています。消防に関わる業務は手を抜くことが出来ない重要なものです、だから、DXの力が必要です。今年度は活用に着目し、掘り下げた活動を行う所存です。
《活動計画》
・イベントによる周知活動、
・「東京国際消防防災展2023」への出展
・消防防災組合加入
・総務省消防庁との定期的な意見交換会の実施
・消防防災団体との関係強化
■ 設備共通EDI推進委員会
【主査】伊原 栄一( 株式会社グローバルワイズ)
中小企業庁の電子受発注システム普及促進事業の知見を活かし、AI等の新たなテクノロジーも活用し取引のアナログ情報をデジタル化することで、働き方改革を実現するために、委員会メンバーとエコシステムを構築し、利便性、有効性を広く告知し、設備業共通EDIの普及を目指し、当業界のビジネスモデルの変革にも貢献できればと思います。
《活動計画》
・委員会メンバーを中心にエコシステムの構築と普及
・デジタル庁・中小企業庁・ITコーディネータ協会との連携
・フェア・イベント・セミナー等への参加
■ ITES委員会(分科会から委員会に名称変更)
【主査】川田 将人(アクアソフト株式会社)
設備業共通EDI推進委員会の下で分科会として活動してまいりましたが今期はITES委員会として行っていきます。さて、今期は「ITESの利用の幅を広げる~連携強化」というスローガンを掲げ、設備業者の皆様にITESの普及活動を行ってまいります。現在は9社間のソフト内でITESを使った連携が行えますが、連携ができるソフトの拡大と他団体が策定したフォーマットとも連携ができるよう情報収集並びに連携に向けた打ち合わせができるように活動を行ってまいります。
《活動計画》
・イベント出展による周知活動、紹介動画の作成
・ITESの実証検証
・ITES対応の連携ソリューションソフトを増加
・中小企業共通EDI(設備共通EDI)との連携・情報収集
■ バリューアップ委員会(VUP)
【主査】岸本 敏彰(株式会社システムズナカシマ)
バリューアップ委員会では、今期も設備会員企業の皆様や、設備組合様、また推進パートナー企業様に向けたバリューアップ 企画を実施して参ります。ビジネスマッチング交流会や各種懇親イベント、展示会視察等を企画いたしますので、ぜひご参加ください。
《活動計画》
・DX推進会の周知訪問、
・集合及びリモートセミナーの企画
・組合販売モデル(商材)の提案と各組合への拡大
・ビジネスマッチング交流会の実施
・設備業の勉強会の実施
■ 働き方改革推進委員会(新規)
【主査】石井 弘之(株式会社オービックビジネスコンサルタント)
当委員会は「改正労働基準法に適応できる働き方改革の推進」を活動方針に掲げ、法令を遵守した皆様の身の丈にあった働き方改革をご提案して参ります。会員の皆様のご意見に耳を傾け、会社を構成するヒト・モノ・カネ・情報の各分野における施策を検討して参ります。
《活動計画》
・実態調査と課題の整理
・設備業界の問題の解決策の提案、
・対応策を収集し会員への情報を配信、
・職場のメンタルヘルスケア対策を推進
■ セミナー・イベント実行委員会(事務局)
各委員会で決定されたセミナー及びイベントの準備と実施支援
地域分科会活動
北海道・東北・中部・関西・中国・九州で定期開催をしています。
各種セミナー・展示会の企画と実施、組合活動への支援、地域ごとの意見交換会の企画と実施を行います。
中小企業庁の施策、みらデジご紹介
経済産業省 中小企業庁 経営支援部 経営支援課 遠藤 隆 様(オンライン)
みらデジ事務局(株式会社フォーバル) 今西 了一 様
デジタル化によってもたらされるメリットは中小企業が理解している一方で、具体的な取り組み方法や手法については多くの中小企業が課題を感じています。デジタル化への実施に関するサポートが必要とされています。
また、中小企業ではデジタル技術や知識を持つ人材の確保や育成も課題となっています。デジタル化を推進するためには、適切な人材が必要ですが、中小企業の場合、人材の獲得や育成に課題を抱えています。
このような課題に対して、中小企業庁遠藤隆様から「中小企業におけるDXデジタル化に向けた課題」として中小企業庁が支援を提供している「みらデシ」について、概要や活用事例のお話がありました。
みらデジ事務局(株式会社フォーバル)今西了一様からは、みらデジの事業説明、活用の手順としてポータルサイトの実施方法についてのお話がありました。
中小企業庁の支援である「みらデジ」をぜひ活用してくださいというお話をいただきました。
【みらデジとは】 ⇒ みらデジポータルサイト https://www.miradigi.go.jp/
3ステップで経営状態を可視化し経営課題解決に向けた取り組みを無料でサポートしています。
ステップ1:みらデジ経営チェック
簡単な質問に答えて、会社の経営課題やデジタル化への取り組み状況を確認します。
ステップ2:みらデジリモート相談
みらデジ事務局の専門家に相談して会社の課題を整理して今後取り組むべき改善策を一緒に検討していきます。
ステップ3:課題解決への取り組み
改善策が決まったら経営課題解決に向けて取り組んでいきます。
基調講演
「ChatGPTとノーコードが創り出す新たなDXの世界」
講師:アステリア株式会社 CXO (最高変革責任者)兼 首席エバンジェリスト
ノーコード推進協会 代表理事
中山 五輪男 様
いま話題のChatGPTとノーコードでのアプリ開発の取り組み状況についてご講演をいただきました。
ノーコードについては、全国の一部自治体でノーコードが導入されている状況や企業でもアプリを実際に活用して生産性向上した事例についてのお話がありました。
生成系AIであるChatGPTについては、初心者のために機能や使い方についてデモンストレーション交えてわかりやすくお話をしてくださいました。
井上代表理事挨拶
全国設備業DX推進会の代表理事の井上でございます。会員の皆様におかれましては、会の運営にご協力賜り誠にありがとうございます。設備業の皆様におかれましては、インボイス・電子帳簿保存法・働き方改革関連法の対応など、対策を迫られていることと存じます。対応策としてITツールの導入も考えられておられる事と存じます、当会と致しましては、より良い改革を実施して頂くための対策セミナー・DXフェアを実施していきますので、声をかけて頂ければ幸いです。
【当日の式次第】
第一部 |
13:30~14:00
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第二部 |
14:30~18:00
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懇親会 |
18:30~20:00
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第8回定時総会は、昨年に引き続き、会場でのリアル開催に加えて、オンライン(Zoom)を併用した同時開催の形となりました。
全国設備業DX推進会は、2005年に「全国設備業IT推進会」としてスタートしました。2016年9月に一般社団法人化し、設立から「18年目」を迎えました。昨年から団体名を「全国設備業DX推進会」に名称を変更、役員も一新、新たな体制のもと活動を行いました。
更なる設備業界でのDXを推進するため、サービスの拡充に努め、これまで以上に設備業の皆様の業務改善、ビジネス拡大のお役に立てるよう邁進してまいります。
引き続きご理解とご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
一般社団法人全国設備業DX推進会