少し前になりますが、
金属屋根製品のトップメーカー!元旦ビューティ工業株式会社様の
山梨第一工場に見学に行く機会をいただき行ってきました。
「元旦ビューティ工業」と聞くと、化粧品の会社かな?と思うかもしれませんが、お名前の由来は、横葺き屋根の製品名「ビューティルーフ」からのもの。
実際ときどき間違ったお問い合わせもあるそうです(笑)
「元旦」というのは、創業者で現在取締役会長でいらっしゃる「舩木 元旦(フナキ モトカツ)」様のお名前からとったもの。
金属屋根ということで、取り扱われるのは大きな公共建築物が多いそうで、鋼板、ステンレス、アルミなどの素材を中心に、開発・製造・販売をされています。
多くの特許技術もお持ちで、その数4000件を突破したそうです!
綺麗な事務所で少しお話をうかがった後、さっそく中へご案内いただきました!
はじめに目に入ったのは、たくさんの色のロール。これはすべて屋根になる金属の屋根材です。
専用の成形機で徐々に成形していきます。
大きい建物の場合、この工場で作ると運べないため、成形機を建設現場まで運び、現場で成形することもあるそうです。
さて、ここからは屋根について。
こちらは屋根同士をつなぐジョイント部分。
通常の金属屋根はジョイント部分にカバーが必要ですが、
こちらはカバーレスでジョイントできます
こちらは雨どい、落葉除けです。
一般的な住宅の雨どいは蓋がなく、落葉が詰まってしまうことがありますが、
こちらは絶妙な角度で雨水の入る穴が開いており、落葉の詰まりを防ぎます!
成形瓦もありました!
通常の瓦屋根に比べてとても軽いので、建物への負担が少なく、丈夫なのでとても長持ちするそうです!
この工場の外壁は、ここで作られた屋根材が使われています。
断熱防水にすぐれ、体感温度が格段に変わったそうです!
元旦ビューティ工業様が施工された屋根は、皇居外苑 和田倉噴水公園休憩所・レストランや東京都江戸東京博物館、長野オリンピック施設「ビッグハット」、本願寺鹿児島別院、長崎歴史文化博物館などなど。現在建築中の大きい建物は、もしかしたら元旦ビューティ工業様の屋根かもしれません。
普段なかなか見ることのできない屋根のことについて、たくさん勉強させていただきました。
自宅の屋根の状態がとても気になる。どうやって登ろうかな。